2011年1月原教会長さん【1月の教会長メッセージ】
明けましておめでとうございます。私にとっては親教会でもあり、ご縁の深い大きな神戸教会に赴任して、緊張しておりましたが、皆さまに温かく迎えて頂き安心しました。一ヶ月が経ち神戸教会の皆さんは、「明るくて、信仰的に元気だな~」という印象を持ちました。


12月は1年を振り返って、今年はこんな生き方をしようと決意する「一年の計は元旦にあり」です。喜び一杯で、こうなりたいとの目標を立て、本当になりたい自分、本当に自分がしたいことに向かって走りたいですね。
本当の自分に気づけば仏の願いに一致して、仏の願いに繋がる目標を持つことが出来ます。こうあるべき自分、足りないところを何とかしたい自分、周りが期待に応えようする自分は苦しいが、本当になりたい自分、本当に自分がしたいことは、どんな努力もするし、苦しいことも楽しくなるのです。自分らしさを見つけていくのがいい、全て出来なくていい、全体で調和しておればいいのです。20~30代は一杯に葛藤したらいい、50~60代になると自分はこんな人かなと、足りないところを成長させたいと思えたらいいですね。

今月の「佼成」で、会長先生より「救い、救われの本質」をご指導いただいております。現象は変えられなくても、心を切り替えるだけで救われる教えです。欲も我もあるのが人間です。だから修行が大事と言うことです。誰かにぶたれたら、「なぜぶたれたのか」と思わずに、「ぶたれて、これでおあいこ」と受け入れる事が出来ればいいですね。ぶって終わりにしたいところですが、問題解決に向かい、成長していく事を喜びとするのです。ポイントは、本質的な救われです。仏さまは、「私達に幸せになってもらいたい」と思っておられ、私達も「幸せになりたい」と思っています。願いは同じです。仏に近づける願いをもつ。お手本にしたい人を目標にすることもありますが、別人になる必要はなくて、自分らしく、自分の性(性格・気質)の使い方が分かった上で、自分を発揮できる「なりたい自分になる」ということです。

そんな目標を見つけることが出来たら、一年間が楽しみになります。
                                   合掌