4月教会長さんお彼岸も過ぎ、明るく陽気な季節を迎え、何か沸き立つようなものを感じる頃となりました。


4月の「佼成」では、会長先生は「生きがいの発見」と題して「夢や目標を持つことは、


私たち人間が生きがいを求めている証といえます。調査では、青少年の6割が将来に希望を抱いていると答えています。その内容はさまざまでしょうが、青少年は生きがいを求めて歩んでいるのです」と。そして藤原正彦さんの言葉を引用しながら、「書物をとおして国の歴史や先人の精神にふれ、未来を拓く力・生きる知恵を学ぶ尊さを改めてかみしめられます」と述べておられます。

私も、これまでの中で感動した書物はいくつもありますが、その中でも特に司馬遼太郎さんの数々の歴史小説そして新渡戸稲造さんの「武士道」を読ませて頂いたときの感動は忘れられません。司馬遼太郎さんの書物からは学校の歴史の授業では決して味わえないたくさんのことを教えていただいたように思いますし、「武士道」に関しましては、満員電車の中であったにもかかわらず、涙を流して読ませていただきました。今年大学にいくことになった長男にもパソコンのゲームばかりやっていないでいい本を読むように言っているのですが、どうも今ひとつのような気がします。会長先生が後半ご指導くださっているように、身体を動かし、肉体的な苦痛に耐え、精神的にも強い人間になれるようわが長男にも期待しております。


4月はお釈迦さまの「降誕会」の月であると共に神戸教会にとりましては「教会発足57周年」を迎える大事な意義ある月となります。これまでの先輩方のご苦労を改めてかみしめ、感謝させていただくと共に私たちも大いに身体を動かして、人様のため精一杯菩薩行に邁進させていただきましょう。


合掌