2月15日はお釈迦さまが亡くなられた日(涅槃会)です。この日に湊川支部は健幸行を頂き、私は聖壇の控え(ご本尊さまのお給仕をされる壮年さんの補佐)のお役を頂きました。仏教三大行事(生誕会、成道会、涅槃会)にお役を頂ける事は、稀な事でとても有難い日に、私は失敗から大きな学びを頂きました。
 当日の朝仏さまにお供えする仏膳を準備している最中に、お吸い物がない事に気づき慌ててしまいました。すぐにM主任さんは買い物に走って下さいました。その後教会儀式担当さんが準備して下さり、無事にお供えする事が出来ました。周りの方にご心配とご迷惑をかけてしまいました。お供えの担当を決める会議に欠席し、気になりながらも確認もせずにそのままにしていた私でした。
教会長さんから、「この失敗を宝にして下さい」とお言葉を頂きました。またお接待の時に、「親孝行しながら、ご主人と2人の弟さんと仲良くして下さいね」とお言葉を頂きました。
その後の法座で、皆さんにお詫びをしました。Iさんから「×に見えても全て○。×はないんですね」と言っていただきとても心が温かくなりました。幼少期から失敗をしないようにちゃんとしなさいと親から言われてきましたが、皆さんの温かなふれあいのおかげで失敗から学んでいく有り難さと大切さを体験できました。
後日、ある会話の中から主人に「あなたは否定から入る。そうねと受け取ってから訂正されるならいいけど相手は傷つくで」と言われました。耳と心が痛い厳しい言葉でした。
 次々と続いた出来事から自分の未熟さをまじまじと知る事ができました。相手の心を受け止めて寄り添える私になっていけるように、これからも精進していきます。
(50代T.H)