新年あけましておめでとうございます。

広大な波間の中からまさに昇らんとする太陽
 これは先般足立美術館にて見させていただいた横山大観の絵の一場面でありますが、これともうひとつ、富士山の雲海から今まさに昇ろうとしている太陽の姿がその時の印象として強く私の心に残りました。本年は三碧木星丙戌の年で、まさに暗い夜が明け、輝かしい太陽が顔を出し、世の中を明るく照らし出していく年になるのではないかと思うと、妙にこれらの絵が頭に思い描かれます。

 神戸教会では、本年次教会実践目標として、教団の平成十八年次の方針として打出された会長先生のお言葉を心にしっかりと受け止めさせていただき、
 開祖生誕百年 神戸から世界に向けて布教伝道
・願生を心に刻み、開祖さまへの報恩感謝を捧げ、師の求めたるところを求めよう
・斉家を通し青少年育成に取り組もう
を掲げさせていただきました。

 そして総戒名のお祀り込み七千家、佼成誌の拝読一万家、青年部千五百名の入部登録を具体的な目標としてあげさせて頂きました。これは教団の「ご宝前を中心としたぬくもりのある家庭づくりを推進します」という布教伝道方針、そして特には会長先生の「斉家を通じ、人生の爽やかな春、祖国の聖なる春を象徴する青少年の問題に本年もしっかり目を向けて取組んでまいりましょう」という年次方針のお言葉を受けて定めさせていただいたものであります。

 本年は、これらの実践目標のもと一人ひとりが昇り来る太陽となって、新たな時代を切り開いていけるよう、自らの足元を、家庭を、そして社会を明るく照らしていくような努力精進をさせていただきましょう。
合掌