11月教会長さん【11月の教会長メッセージ】
10月は、開祖さま入寂会、生誕地まつり、お会式・一乗まつり、日蓮聖人遠忌法要がありました。地域でも、学校でも運動会、作品展など、何かと行事が多い月に、「祈りとは」と意義付けられ、信仰のあり方を教えて頂きました。
11月は、開祖さまの生誕110年を迎えます。ありがたい「七五三」節句の11月15日にお生まれになられ、何をお供えさせていただこうかと思います。本会では一年の集大成を迎える仕上げの月でもあります。


今月の会長法話は「笑顔が幸せをつくる」笑顔も精進の一つとご指導いただきました。世の中に伝染するものが3つあって、それは、「笑顔・あくび・不機嫌」だそうですが、笑顔を伝染させたいです。会長先生は「笑う門には福来る」と笑いが満ちている家庭には幸せが訪れる。笑顔でいられるのはそれだけで幸せだとおっしゃいます。

開祖さまの笑顔の秘訣は、「我の鎧兜を脱いで裸になる、つまり正直になると、気持ちが楽になり、笑顔でいられる」とのこと。外部の方からも開祖さまは、「庭野スマイル」とよばれるほどのほんものの笑顔に思わず心が開きます。困難に出会っても、ニコニコ受け、つらいできごとをすぐに笑顔の種に変える事ができるのが信仰です。と身で示して下さいました。

また、笑いには、健康効果と調和の効果があると言われます。笑うことはNK細胞を活発化させ、体の免疫力をアップできて健康にもよい。そして、ニコニコと受け入れる笑顔が和に至る第一歩。と私たちも気づいてきましたが、できるかできないかです。

宮沢賢治が「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と書き残した事は、法華経に説かれている普回向の一節「我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」に基づくもので、「みんなが幸せになることを念願します」ということにつながります。だからこそ賢治は、貪ったり怒ったり、人を憎んだりしないよう心がけたのでしょう。笑顔は、自分が幸せになる精進の一つであると同時に、みんなの幸せを願うところに生まれるもの。と教えて頂きました。賢治のように「いつも静かに笑っている」菩薩の生き方を身につけ、みんなの幸せを心から願いましょう。    合掌