【10月のメッセージ】 日々ありがとうございます。
「暑さ寒さも彼岸まで」の諺の如く、猛暑日や真夏日が続いた日々が彼岸を機に、徐々に秋めいてきました。新型コロナウイルスの感染状況も少しずつ縮小してきていますが、まだまだ安心はできません。引き続き感染対策をとりながら注意していきたいと思います。
先月の23日より教会の自由参拝(10時~12時・1階玄関・喜捨箱前限定)をさせていただいております。検温・マスク・消毒を徹底して感染拡大防止にご協力お願いいたします。

今月の会長先生のご法話は「心が変われば、生き方が変わる」です。法華経の「分別功徳品」を通して、「心が変われば生き方が変わり、それは運命、すなわち『めぐりあわせ』も変える」「『縁』が変わる」精進をご指導くださっています。私(因)が変われば、ふれあう相手(縁)も変わるということです。
また、「私たちが仏とともに永遠のいのちを生きていることや、みんな仏性なのだということを、一瞬でも『なるほど』と思ったら、それだけで計り知れない功徳がある」と教えていただきます。

先月、信者さんの子どもさんが自宅で一人息をひきとりました。お母さんは、その場にいてやれなかったことを悔やみ「ごめんねごめんね」を言い続けました。そのうちはっと気づきました。ごめんねではなく、ありがとうを言わなくてはと思ったそうです。謝るだけでは成仏できない、それよりも一緒に暮らして私を助けてくれたことの方が大きい、だからありがとうで送ってやらなくてはと、それから、ありがとうを言い続けました。子どもさんのお部屋に入ると今も温かいままだそうです。お母さんの心に子どもさんはいつまでも生き続けているのだと思います。心が変われば、生き方が変わることを教えていただきます。


今月は、入寂会の月です。開祖さまを偲び「追慕・讃歎・報恩感謝・継承・誓願」の意を新たにし、①いま目の前にいる人を信じて尊んでいきましょう。そして、②自らの救われた体験(功徳)をお伝えし、お導きをさせていただきましょう。
また、即是道場当番に喜びをもって一人が一人に声かけして、たくさんの方で平和への祈りとともに新型コロナウイルスの収束も祈願しながら修行してくださいますようお願いいたします。
そして、すべてのご縁を私の「発(ほつ)」にして、「神戸から世界へ 時空をこえてつながろう」のテーマのもと「いまだかつてない」布教精進をさせていただきましょう。   合 掌

教会長 西村 季代子