日々ありがとうございます。
梅雨の季節に入りました。雨に打たれて紫陽花があちこちで美しく咲く6月です。先月は「なわしろフェスKOBE」にたくさんのご参加をいただき大盛会にて無事に終わることができました。また、青年の日、神戸まつりボランティアもお世話になりました。誠にありがとうございました。
今月の会長先生のご法話は「『親孝行』とは何か」です。「『親孝行とは何か』を考えることは、親や先祖をとおして自分の命の根源を見つめ、未来に向けていま、自分に何ができるかを問うことである」ということをご指導くださっております。
親孝行とは、両親に孝養を尽くすこと以上に深い意味と内容を含んでいます。①親子はもちろんあらゆる人間関係において、我欲や争いによる断絶がないよう身を慎むこと。②親への感謝を忘れ、容姿を嘆いたり、思うにまかせない人生を恨んだりしがちになる。授かった命に感謝できない親不孝であるという不殺生戒をおかさないことが大事。③怒りや不満をできるだけ抑えて人と争わず、仏性そのものの自分を信じて、仏(真理)のはたらきのまま素直に受けとめること。④自分の成長とともに時代を担う「人を植える」(継承・育成)ことも重要な責務」と教えていただきます。この4つの親孝行の意味を深く受けとめて、実践してまいりたいと思います。
その鍵となるのは「忠恕(ちゅうじょ)」【恕す(ゆるす)・受け容れる・まごころを尽くす・思いやる・・・】の実践をすることだとご指導くださいます。
今年お母さまを亡くされた壮年さんが「親孝行できなかったのが悔やまれる」と落ち込まれていました。今からでもできる親孝行をしていきましょうとお伝えし、先述の④の親孝行を決定(けつじょう)されました。すごいことです。
今月は、雨が降る日も多いと思いますが、紫陽花のように、慈悲の雨に打たれながら、ものごとを素直に受けとめ「継承・育成」のお手どりに常精進し、親孝行の実践をさせていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西 村 季 代 子