7月の教会長さん6月1日、朔参り布薩の日に酒井参務さんに神戸教会へお越しいただき、午前中はご講話をいただいて午後には幹部の皆さんにこのたびのご本尊およびご法号の全会員勧請につきまして研修を頂きました。
酒井参務さんはこれまで


立正佼成会には大きな発展期が二度あったとされておられます。一度目は昭和20年代で、昭和20年の終戦の年の11月15日、開祖さまお誕生日のよき日に本会の本尊である久遠本仏さまをご尊牌の形を以て勧請し、それ以後会が爆発的に大きく発展したこと。そしてもうひとつは、昭和39年に大聖堂が建立されて久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊像が勧請され,以後各幹部の家庭にもお軸の形でご本尊が勧請されていく中で、普門館が建設され世界宗教者平和会議そして明るい社会づくり運動等が始まり、会として大きな社会的発展を遂げていったと教えてくださいました。
いずれもご本尊の勧請がもとになっていることを考えてみますと、会長先生より全会員へのご本尊およびご法号勧請が打ち出された今、本会は第三の発展期に至っており、また、そうなっていかなければならないのではないかと思われてなりません。
開祖さまは、大聖堂に造立されたご本尊の体内経の願文にてこの「御本尊コソ吾等仏教徒ハ勿論宗教ヲ異ニスル全人類ト雖モ 恭敬尊重讃歎帰命シ奉ルベキ大本尊ニシテ」とその願いを述べておられますように、このたびの全会員へのご本尊勧請はまさにこの開祖さまの願いを実現させていこうという会長先生の思いでもあると受け取らせていただきます。
会長先生は「千年も、二千年も永劫に、教えを世界中に伝えていくを誓願させていただきましょう」とご指導くださっておられますが、この第三の発展期は、いよいよ全世界に教えが広がっていくとともに未来に向かって本会の教えが継承されていくことを目指していく時ではないでしょうか。今月7月号「佼成」では、会長先生は、全会員へのご本尊勧請につきまして、その基本的な心構えと功徳を教えてくださっておられます。今月もしっかりと会長先生のご指導を心に入れて精進させていただきましょう。 合掌