日々ありがとうございます。

先月は、新型コロナウイルス感染がかなり減少しつつある1か月でした。教会は先月20日より、支部3名体制での御本尊護持をしていただいております。今月より、会員さんの自由参拝(10時~12時)も予定しております。1年ぶりの自由参拝です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

今月の会長先生のご法話は「なぜ、反省が必要なのか」です。法華経の「仏説観普賢菩薩行法経」を通して、「反省も懴悔(さんげ)も、私たちが理想を求めて生きることから生じるもので、仏性のはたらきによる向上の証(あかし)であり、菩薩の証明である。」とご指導くださっています。

「少しでも高く、尊く、大いなる存在に向かおうとする本能」を私たち人間はもっていて、それによって神仏を仰ぎ、敬う心が生まれるのです(安岡正篤師語録)。人としての高みをめざすがゆえに、至らなさを省みて恥じる心が生じると教えていただきます。いつでも反省、懴悔する心が大切で、それが精進と一体になるとき、成長が促されるということです。

「懴悔したからには、絶対に同じ過ちをおかしてはならない」と窮屈に考えると息苦しくなります。開祖さまは「自分が弱くて間違いやすい人間であることを思い知ったら、新たな決定をし直せばいいのです」とご指導くださっています。また、会長先生は、「いいところも悪いところも含めて、神仏の前に自分のありのままをさらけだすと、心が洗われます」ともご指導くださいます。何ともいえぬやすらぎの気持ちになります。そして、「人はなすべき仕事に没頭しているときがもっとも神に近い」のお言葉を言い換えると「人は今あるお役に没頭しているときがもっとも仏に近い」ということになります。「迷わずこの道を行け」の境地です。「懴悔は実践なり」とも言われます。反省・懴悔を繰り返しながら、「精進、精進、死ぬまで精進、生まれ変わっても精進」していきたいと思います。

先月よりオンライン主任懇談を支部毎にさせていただいております。この2年のコロナ禍の功徳を聞かせていただきました。心と身体にゆとりができた分、組長さんとじっくり話ができたり、家族・夫婦のふれあいもできたりしてコロナ前より絆が深まった。教会(法座所)までが遠いので当番のお手どりが大変だったが、即是道場健幸行がありがたい。三部経読誦がしっかりできた。地区の方の現証を通して、自分と見ることができた。等々たくさんの功徳を聞かせていただき、形態は違うけど、流れに沿い、お役に没頭してくださっている主任さん方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

今月は開祖さま生誕会の月です。報恩感謝と新たなる誓願をもって、没頭(常精進)させていただきましょう。教会発足70周年の締めくくりの月間として、「入会即布教者」「一人が一人を導く」精進をさせていただき、善い縁をどんどん結んで参りましょう。よろしくお願い申し上げます。

合掌

教会長 西村 季代子