教会長7月【7月の教会長メッセージ】
6月は、ご本部より沼田教務局長さんにお越し頂き、有難いご講話、大法座、研修を頂きました。
ウサギと亀の話しの第二話では、ウサギを背中に乗せて川を渡り、共に歩む亀の役目が私たち会員にあると教えて頂きました。先月の会長先生のご指導「悦びを伝えよう」のおかげさま、一ヶ月間随分意識をさせて頂き、朝の集いや法座などで皆さまの悦びを聞かせて頂き、共有できたように思います。


今月の会長法話は、【いま、すぐ】ということで先ず、なぜ「いま」が大事かとして、禅僧・道鏡慧端の有名な言葉「一大事と申すは、今日ただいまの心なり」から、一日一日に真を尽くすこと、そのためにも「今日ただいま」を大事に生きること、それを怠って先のことを考えても、人生はおろか翌日すらないというのです。とご指導くださっています。
時は命なりと信仰者は受け止めます。命を繋ぐこと、生かすことが大事です。高度成長の時代と違って、世間でも注目を集めた「今でしょ!」の言葉のように、「いま、すぐ」が大事な時代なのではないでしょうか。次に、「いま、すぐ」実行すればのご指導で会長先生は、「ソワカ」は仏教の真言などの最後に唱える呪文ですが、「跡をよく見なさい」と自問して行動を振り返り、「忘れていることはないか」「やるべきことは実行したか」と反芻(はんそう)する。実行しないことの言い訳を考えはじめたら、「ソワカ」を唱えてみてはどうでしょうかと教えて下さっています。真言は魂に響く言葉なので、云うだけで意識が変わるのです。
私は、「いま、すぐ」の時期を逃した経験があります。信者さんが入院して動けない時、すぐにお見舞いに行けませんでした。「忙しくてごめんね」の言葉に「それは、私には関係ありません」と言われたのです。すぐ動くは菩薩の動きです。相手の思いになったら、「いま、すぐ」が大事だったと気が付きました。
「いま、すぐ」は行くべき道がわかっている時です。わからない時は動くことに迷って、決心がつかないものです。そのような時は、「経力を頂き、恋慕渇仰する」といいですね。きっと、智慧を頂け、動けたことにも感謝が出来ると思います。「真理の自然の流れになると、心と行動が調和するので、身も心も楽になります。」と教えて頂きました。今月は、縁に随って素直に実践し、「いま、すぐ」の姿勢を大事にしましょう。