教会長8月7月は、盂蘭盆会があり、人のお役に立つことが最高の供養と教えて頂き、優しい心、思いやりの心をもった生き方をする。そして、それを「いま、すぐ」実行する大切さを教えて頂きました。
8月は葉月とも呼ばれますが、葉の緑も深まり、人間の身体も大きく成長するときで、実りの秋を迎える準備の月でもあります。地域ではお盆を迎え、夏休みもあり、家族が集う機会が増えます。家族揃って参加できる行事も教会では計画されています。ぜひ、ご参拝ください。


今月の会長法話、【暑気を味わう】ということで、夏の暑いときの過ごし方、【一つ事に没頭する】ということで会長先生は、「私が青年のころ親しんだ剣道では、夏の盛りにわざわざ暑中稽古を行います。体を動かして暑さと一つになることで暑さそのものを忘れ、しかも、冬の寒さにも耐える体力を養うのです。この暑い時に汗を沢山かくと汗腺の分泌作用が活発になり、体温調節ができる身体になるそうです。夏に食欲が落ちるのも身体が自然に暑さをしのいでいるのかもしれません。」と体験から、具体的に生活におろして教えて下さっています。また、暑い暑いと不平をいうと、ますます暑さにとらわれてしまいます。「夏が暑いのは当たり前、暑さを嫌うことが自分を苦しめているのではないでしょうか。いやだなという気持ちを超えて、暑さに対する見方・考え方を広げてみれば、その感じ方が大きく変わってきます。」ともおっしっておられます。この酷暑がお米をはじめ秋の実りを育ててくれることを考えますと、夏も大事な時期と思えて、功徳がわかると有難くなって、さらに【暑い夏に感謝する】ことができると教えて頂きました。苦手なことや嫌いなもののおかげさまで成長できる、暑熱やうっとうしい雨も私たちを育む光であり、慈雨であると気づけ、智慧に繋がるのではないでしょうか。
昔の方は、打ち水やすだれなど生活の知恵を日常に生かし、簡素な暮らしを大切にされて来られました。この暑い夏に「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」を迎え、六十九年目となります。一人ひとりが平和の心にならせて頂き、ご先祖さまから受け継いだ命を大事にして、自己中心になりがちな心と身体を教えによって一つに整えていただき、実りある秋へ向かうために夏を豊かに味わいましょう。