4月教会長さん【4月の教会長メッセージ】
4月はお釈迦さまがお生まれになった降誕会(花まつり)があります。また、先輩幹部さんのおかげさま神戸教会発足62周年記念式典を迎えます。自分の信仰の元である、導きの親へ感謝の気持ちを伝え、救って頂いたお礼の気持ちを表し、法座席の桜の花が満開になるよう、皆さんと共にお祝いをしましょう。

今月の佼成では、


この世に「生きている意味」をかみしめて下さり、法を学ぶとこの生身の体が滅しても、永遠のいのちを生きることができると説いてくださっています。死んで肉体が無くなると、自分自身が無くなってしまうように感じ、悲しかったり、恐れたりしますが、実は無くならないのです。例えば、風が吹き大きな海に波が立ちます。その波は直ぐ消えますが、元は海水ですから、無くなってはいませんね。それと同じです。会長先生は「生身の身体をとおして、一生学びつづけるところに私たちが生きている意味がある」とおっしゃっています。
永遠のいのちを生きると思うと難しいですが、今、諦めないで学び続け、一生懸命生きられたらいいですね。努力しようと思えたり、思えない時もありますが七転び八起きです。その繰り返しが「永遠を生きる」という事ではないでしょうか。

また、【一切皆苦】苦しみの多い世界で安心を与えようとおっしゃった釈尊。人生を思い通りにしたいと思うその心が苦しみのもとです。つまり、真理をお伝えして安らぎを得ていただくことが私たちの生きる意味だとも説いてくださっています。

私たちは、願いをもってこの世に生まれてきました。わざわざ苦しみを体験して、相手の苦しみが分かるようになって、こうすればこうなるという真実の道理、仏の慈悲に気がつき、救われました。その悟りをお伝えしていく役目があるということだと思います。

そして、真理を会得する事が大切なのですが、本来でないものを求めている私の気持ちから、真理や真実というものが冷たく厳しいものに感じられるのではないでしょうか。大事なことや目的に気が付ければ、あたたかさと優しさが伝わってきます。
今まで育てて頂き、教えて頂いたことに感謝して、お役に立たせて頂きましょう。     合掌