11月の教会長さん【11月の教会長メッセージ】
数年前、教会で戒名当番に来ていた皆さん方とお話していた折、ある方が、昔はよくご主人から佼成会へ来るのを反対されて、その足をとめられたと話されていました。どのようにしてそのご主人が反対しなくなったかというと、あるとき、その方が教会へ行こうとすると、いつものようにご主人さんが反対し、「お前は佼成会にいい人でもいるんだろ!」と怒って言ってきたそうです。そこでその方は


「いるわよ」とあっさり認め、「その人の名は、お釈迦さまっていうのよ・・・」と答えたそうです。それ以来、ご主人さんは奥さんの佼成会行きの足を止めなくなったそうです。きっとそのご主人も奥さんの毅然とした信心の素晴らしさに脱帽したのでありましょう。
最近私は本部の教学委員会にて開祖さまのご法話をあらためて拝読させていただき、開祖さまはまさに神仏の思し召しのごとく行動され、多くの人をお救いされ、世界を平和に導いてくださった方だったと感じさせていただきました。そこには一片の私心というものもなく、常に人さまのため世界平和のために行動されるお姿でありました。これは会長先生も同じであります。私は本部にいたとき、会長先生のおそば近くで修行させていただきましたが、会長先生もまさに私心のない方で、大所高所からいつも私たちを導いてくださいました。
今月『佼成』の会長先生ご指導は、“師と出会う”であります。私たちはおかげさまで人類最大の師でありますお釈迦さまと深い縁を結ばせていただき、最高の師とも言うべき開祖さま、会長先生のお弟子にさせていただきました。きっと過去からの因縁によって今世このような有難いはからいを頂いたのであり、この出会いに深く感謝申し上げ、報恩月間の最後の一ヶ月間、開祖さまのご教導を日常生活に活かし、精一杯精進させて頂きましょう。 合掌