「だれが見ていなくとも、仏さまが見ていてくださる。だから、人のお役に立つことを、心を込めて一生懸命にやらせていただこう」という生き方をしていれば心はおのずと慈悲と感謝に満ちあふれ、生きがいを感じて生きる姿が自然と周囲の人に安らぎを与え、人の心を引きつけます。
人の行動に感化されるのは子どもたちも同様で、親が進んでよい行いをしていれば、その後ろ姿を見て子どもたちがまっすぐに育ってくれることを実感することができます。
言葉で指図するのではなく、「あの人のようになりたい」と思わせるような、「後ろ姿の輝く人」を目指して実践します。

(佼成出版社「The Yakushin」1992年5月号・レディース講座より)