仰々しさ、丁寧すぎる印象を与えることもありますが、「してあげる」といった《私の力だけで生きている》というひとりよがりの気持ちと違い、「私が」ではなく、仏さまにお任せして《できるかどうか分からないけれど、全力を尽くさせてもらう》という謙虚な気持ちで、また一つひとつの行為を真心を込めて行う。また、「させていただく」とさわやかに受け止め、その積み重ねのなかで「させ
ていただく」心に近づいていくために実践します。

(佼成出版社「The Yakushin」1992年1月号・レディース講座より)