自分のことは自分で解決したいと願って、自分なりの努力を重ねることも必要ですが、一人で考えているだけでは、自分本位の見方に陥ってしまうこともあります。仏さまが自分に何を悟らせてくださるのかを見つめるきっかけとして、法に沿ったものの見方を通して、心の切り換え方を教えていただき、結ぶ側と結ばれる側がお互いに成長できるよう、この苦から何かを学ばせていただきたいという
願いを持って結びを受けとめます。

(佼成出版社「The Yakushin」1992年7月号・レディース講座より)