6月3日のブログを読んで、私は懐かしく父を思いだしました。”父の日”の月にちなんで、6月はお父さんに注目したいと思います。

主人の転勤で神戸に引っ越してきたとき、須磨へドライブに出かけました。両親が我が家に泊まり、埼玉から旅行に来ました。父はカメラやビデオ撮影が趣味で、重たい荷物を抱えながら楽しんでいました。車の中から明石大橋がきれいに見えて今が撮影時とカメラを向けると、小学生の息子が僕が撮るとカメラを持つと、父は「俺が撮る」息子は負けずと「僕が撮る」とまるで子供同士のやり取りが続き・・車の中は大笑い!

その父は21年前に癌で亡くしましたが、亡くなる寸前まで富士山に登り、当時最高齢の登山登頂の賞状を頂いていました。最後まで自由人で母の苦労は計り知れません。

決して仲の良い夫婦ではありませんでしたが、病院での献身的な母の姿には驚きました。私にとってはいつ別れてもおかしくない夫婦と観ていましたが、母から父への思いやり、病気の辛さを共に感じながら、少し食べられると喜び、今までの苦労、恨み言を捨てて接する【慈悲喜捨】を学びました。父はしあわせな人だったと今は思えます。

娘としては、酔っぱらいの父には冷たいものでした。大変可愛がってもらったのに・・・と反省ばかりです。父に寄り添うつもりで、毎月お詫びのお墓参りになってます。(SAI)