地区のAさんは息子さんの水子のお戒名(供養するのに読み上げます)をどこにしまったか忘れていました。支部長さんから「必ず有るから探して、早く温もりを届けてあげましょう」と言って頂きました。Aさんが水子供養をすると決めたら不思議なことにお戒名を見つけることが出来ました。けれど、Aさんはお仕事も有り、なかなか時間が取れません。真心からしたいのでオンラインでのご供養はしたくないし、お花は手作りのアレンジメントをお供えしたいと考えていました。日程がなかなか決まらない中で、私はあせりもありましたが、全て真心で丁寧にしたいと同じ気持ちになると、「一人でするのは心配なだな」と、Aさんの奥の心が見えてきました。おかげで私の中の思いやりの心が動きだし「Aさんと一緒にさせて頂きますよ。お手伝いするので安心して下さい」と、言えました。私がAさんを信じて待とうと思えた時Aさんから「○日にお願いします」と連絡を頂きました。

当日はまず支部長さんと3人で各自持ち寄ったお花で楽しくアレンジメントを作りました。Aさんは生まれていたら食べさせてあげたかったという食べ物を一杯心を込めてお供えをされました。そこにアレンジメントもお供えし、3人でご供養をさせて頂きました。

Aさん「今日のご供養を通して、今生きて元気な子供には何でもしてあげられるけど、忙しいと忘れがちな水子ちゃんに心を向ける事ができました。とても心が軽くなり楽になりました。水子ちゃん喜んでくれたかな。これからも毎日思い出すね。支部長さんありがとうございました。」と喜んで感想を言ってくれました。

私自身は、今回の水子供養供養を通して、相手のやさしさを見つけ信じて待つことを教えて頂きました。ありがとうございました。