8月教会長さん【8月の教会長メッセージ】
七月は、第14回中国黒龍江省方正地区慰霊訪中があり、盂蘭盆会式典及び文書布教推進の集いに、佼成出版社相談役岡部守恭さまをお迎えし、命の尊さをかみしめて頂き感謝の心をつくり、真の回向供養を学ばせて頂きました。また、機関紙誌のもつ力と私たちの大きな役割と使命をつかませていただきました。


八月は、戦後70年の戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日を迎えます。節目である大事なこの年に学ばせて頂いた心を繋げていき、平和への祈り、願いをもち続けたいと思います。

今月の佼成では、【疲れない生き方】テーマや目的をもつことでこの暑い夏を信者さんが元気に乗り越えられるようにとご指導を頂き、会長先生の深いお慈悲を感じます。
法華経の「化城宝処の譬え」から、途中で疲労し弱音を吐く仲間に、あそこまで行けば楽になるよと励まし、化城で疲れを癒し、更に先にある本城を目指すという心のつくり方を教えて下さいました。

テーマや目標・目的、例えば「笑顔であいさつしよう」「決して文句はいうまい」「まず人さまの心で」などを掲げて事に当たるとき、その働きは自分の成長につながり、喜びが生まれます。目的は、ストレスをエネルギーに変える力がありそうです。また、「好きだから疲れない」の言葉には「テーマをもって事に当たる」ことに通じ、受け止め方ひとつで疲れが軽減できます。

しかし、好きな仕事に就いていない方もおられます。人間関係の中での精神的な疲労感もさまざまで愚痴を言いそうになったら、真言陀羅尼の「おんにこにこ はらたつまいぞや そはか」で心のスイッチを切り替える。そもそも、愚痴や文句はストレスを増大させ、疲労を強めます。愚痴を言わない訓練が出来ると思って、その上でそこに有り難い何かを見つけ掴むことによって、身心の疲れ方は変化するとのことです。

「すぎ去ったことを思って悲しまず、未来のことであくせくしない。ただ『いま』のことだけで暮らす」というように、葛藤や思い煩いを離れ『いま・ここ』を大事にすることが疲れない生き方。また、九条武子さんの歌からも心を潤し、身も心も健康に保つことを教えて下さいました。
それぞれがテーマ、目標をもって、人さまを思いやりながら、暑い夏を乗り切りましょう。   合掌