2月教会長さん【2月の教会長メッセージ】
一年の計は元旦にありと言いますが、皆さま、どんな誓願を立てたでしょうか?心の眼を開くことを教えて頂いた先月は、新しい年の始まりを自分流にするのか、神仏流にするのかを決める大事な月です。そして、成人式がありました。大人の仲間入りをされた皆さまから若い力を頂き、私たちが人生を振り返り学ばせて頂きましょう。そして、寒修行を通して、身口意を清め、節分会を迎えます。


2月は涅槃会があって、開祖さまのご法話で「老け込み方の違い」として、「年のわりに老け込んでしまう人、その年には見えない人がいますね。それは気力の差が大きく影響しているように思えます。どんな変化も感謝で受けようとする心から、謙虚さ、優しさ、楽しさがあふれてきます。幸せの源泉は、そのへんにあるのではないでしょうか。」とおっしゃっておられます。

今月の会長先生ご法話では、「お世話になる、ということ」として、不安を抱えながら、命を繋ぐ生き方の寿命ではなく、仏さまの教えを学び、心の寿命が変化する生き方を教えて下さっています。
「介護など人さまのお世話になるというと、ただ受ける一方のように感じますが、実はその時、その人は、その人にしかできない布施をさせて頂いているのではないでしょうか」と会長先生は、優しさを引き出している役目があると教えて下さっています。そして、してもらった方が素直に「ありがとう」と受け止めることが大切で、また、そのことを言葉にして現すことが大事ですね。

そして、仏教では布施する人、受ける人、布施するそのもののすべてが清浄であって初めて「布施」が成り立つと教えて頂いております。相手の気持ちになって、思いやりの心でさせて頂いて有難いという気持ちになってこそ、双方の心に成長があるということです。

なかなかすぐに出来ないこともありますが、出来なかった過去の失敗を恐れず、学びにすることが大切です。そのことを生かして、気づきを功徳に変えていきましょう。段階をあがるのです。その苦労が優しさになっていきます。会長先生は、「ありがとう」をとても大事にされています。命あることに感謝して、どんなご縁にあっても、「ありがとう」の言葉をだしていきましょう。   合掌