7月教会長.jpg【7月の教会長メッセージ】
先月は、梅雨時に台風ということで、雨も風もあって有り難いとなかなか思えませんが、幸せの鍵は自分にあると実感できましたでしょうか。今月は盂蘭盆会があり、佼成会では、7月8月は青少年育成月間となります。
暑くなってくると私たちはだらだらしがちですが、自然の木や葉はぐんぐん成長し、エネルギーを外に出します。その気を貰って、体調を整えて元気にやる気をもてると良いですね。気合を入れていきましょう。そして、意識して子ども達とのふれあいも大切にして、休みの日には出かける前に、家族揃って教会にお参りするのも良いと思います。


今月の佼成、【家族の絆】から、相手を思いやる慈悲の実践をご指導いただきました。核家族で一緒に住みながらも一人に一部屋、孤独になりがちな世の中です。家族が崩壊し、絆がうすれているこの時代ですが、3・11の震災が起きて、絆を見直し、築きあげていくことの大切さを学びました。運命共同体で力を合わせて生きていく最小単位は家族です。親は無条件で子どもを心配するものですね。【瓜食めば】と万葉の歌から、家族の心情を会長先生は表して下さり、そこから温かさが広がると感じます。その親を慈しみ、大切に出来なかったら、誰をも大切には出来ないのではないでしょうか。「つながりを観ずるとき感恩報謝の思いを新たにする」「家庭内の煩わしさが人間をいちばん鍛えてくれるともいえます。」と会長先生はおっしゃっています。家族が多ければ多いほど自分と違う感覚や異なる世代を理解する訓練が出来て、他人には言えない思いを受け止めてくれるのも家族です。そのおかげでつながりを感じられ、自分の生き方が子や孫につながっていくということになると思います。

7月のご指導にあるように、「夫が読経供養をきちんと課し、妻がなごやかな物言いでふれあうということ」をまず実践させて頂きましょう。くれぐれも相手に押し付ける事のないように、自分がさせていただくことが大切です。
また、家族から地域へ目を向け、一人暮らしの方の家を訪ねるなど、絆をつないでいける思いやりの実践、菩薩行が出来たらと思います。これが安心という絆だと教えて頂きました。敬愛の糸を紡ぎましょう。