日々ありがとうございます。
やっと秋らしくなったという感じがしております。長い夏でした。日本の四季はこのまま変わってしまうのでしょうか。温暖化の対応策を勉強して生活に生かしていかないとと痛感しております。また、先月は13日にwith4(婦人部・主任同行教育)を昨年に続き廣瀬講師さんに来ていただき、「すべての現象は私が幸せになるために必要な仏さまからのプレゼント」と受けとめて実践していくことを学ばせていただきました。
今月の会長先生のご法話は「『読書』という『学び』」です。「『読書』は、自分を成長させる最良の方法であり、人として善く生きる道を知る『学び』そのものである」とご指導くださっております。
吉田松陰の「士規七則」の中で、聖賢を師として学び、読書をとおして聖賢を友とすることの大切さを教えていただきます。「読書は心の栄養」とも言われております。デジタル化が進んでいる今、「紙の本なんて・・・」と思われがちですが、さまざまな研究で、共感力や感受性、他者を思いやる情緒が育つそうです。
私たちは釈尊からも孔子からも、本(経典)をとおして教えを受けることができます。また、開祖さまや会長先生のご著書からも多くの学びをいただいております。会長先生は、読書を人としての生き方を学び、心を育てていきたいと願って読書を楽しんでおられます。師に倣い、私たちも楽しんで読書し、自己を磨いていきましょう。
エッセイリストの落合恵子さんが「大人も絵本を楽しもう」という話をしていた番組を観ました。紹介された本の中の「てぶくろ」(ウクライナ民話)を読んでとてもあったかい気持ちになりました。「少年がおばあちゃんに編んでもらったてぶくろの片方を雪の上に落としました。小さなモグラがてぶくろに入り、次々といろいろな動物が入ってきます。最後にはクマさんも入れてあげます。クマさんがくしゃみをして、てぶくろは飛んでいき少年のもとに返っていきました・・・」というお話です。おすすめの絵本です。読んでみてください。
今月は、開祖さま入寂会の月です。開祖さまを偲び、「追慕・讃歎・報恩感謝・継承・誓願」の意を新たにします。また、生誕地まつりに参加します。読書という学びを楽しみながら生活習慣にし、「斉家」「継承」「育成」をめざして慈悲と思いやりの心で布教精進させていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教 会 長 西 村 季 代 子