【3月のメッセージ】日々ありがとうございます。

 本会の創立記念日月の3月に入りました。風から春の息吹を感じています。緊急事態宣言が延長され、教会もまだ閉鎖を続けております。「早めの自粛、遅めの再開」の本会の指針に沿って動いております。どうぞご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 今月の会長先生のご法話は「信じて任せる心」です。法華経の嘱累品の中で、「みんなが幸せになれるよう、どうかみなさんに法華経の教えを伝えてください。よろしく頼みますよ」と仏が菩薩(私たち)に託されたことを通して、信じて任せきる仏のようになることをご指導くださっています。

 私たちが毎日唱えている「南無妙法蓮華経」の題目は、「すべての人が仏となり、幸せになれることを信じて、神仏のはからいにお任せします」と誓っているのです。しかし、現実的に凡夫の私たちは、なかなか仏さまのように「すべてお任せ」の境地になれないときがあります。

 私たちは、お釈迦さま・開祖さま・会長先生から「悉有仏性(しつうぶっしょう)生きとし生けるものはみな仏と同じ性質を具えている」と教えていただき、みんなの幸せを願うよう信託と信任されているのです。「入会者即布教者」の信条を今一度かみしめ、会の創立の月に自覚を新たにして参りたいと思います。

 1月20日から2月2日の節分までの14日間の寒修行を、今年は本部の生配信に合わせて参加させていただきました。自宅で三部経の内容をしっかりとかみしめてご供養できたと多くの方からの喜びの声をいただいています。また、この寒修行中に会員さんの中で、突然の病気・手術・入院等の現証をいただき、地区、支部が一丸となって祈願供養と精一杯の布教をしてくださいました。おかげさまで快方に向かっておられます。仏さまを、信じて念じて行じてお任せの心になったとき、神仏のおはからいが生じるのですね。

 今月は、創立記念日、春季彼岸供養の月です。①ご先祖さまに感謝のご供養を捧げ、②目の前の出会う人の仏性(いいところも悪いところもすべて受けとめる)を拝んでいきましょう。また、70周年のお手どりもよろしくお願い申し上げます。

 そして、「神戸から世界へ 時空をこえてつながろう」のテーマのもと、精一杯の布教精進をしていきましょう。  合 掌

教会長 西村 季代子