11月教会長秋も深まり、今年もいよいよ開祖さま生誕会の月を迎えさせていただくときとなりました。「神道では、1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日と陽数の重なる日を五節句といっておめでたい日としているけれども、


11月15日もまた陽数の重なるときで大変素晴らしい日です」という意味のことを以前生田神社の加藤宮司様から教えていただいたことがあります。11月15日は七五三でもありますし、そのような日にお生まれになられた開祖さまはやはり神仏の深い願いを携えてこの世にご生誕になられたと、あらためて思わせていただきました。
今月の「佼成」ご法話では会長先生は、毎日が“日々誕生”であり、「生かされている」という不思議を、しみじみと実感できることが、宗教的な目覚めと教えてくださいます。そして、「さらに仏さまの尺度で見ると、人間も道ばたの石なども、すべてが平等の存在価値を持っていることがわかります。そして、失敗や苦労体験も、すべてが仏のいのちの現われだと目覚めることが、『第二の誕生』である」とご指導くださっておられます。
「人の生を受くるは難く、やがて死すべきものの、いま生命あるは有難し」と本年は法句経の一説を引用されて人としてのいのちを頂いたことに感謝申し上げることを年次の方針でもご指導いただきました。開祖さまのご生誕の月を迎えさせていただくに当たり、しっかりと頂いたいのちに、そしてこのご法に結縁できたことに感謝申し上げ、開祖さまに喜んでいただけるよう布教伝道に邁進させていただきましょう。 合掌