【7月のメッセージ】日々ありがとうございます。

梅雨明けが待たれる頃になりました。関西での新型コロナウイルス感染もかなり減少し、ワクチン接種も進んできていますが、油断をしないで感染対策をとりながら歩んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

先月終わりから今月初めにかけて、周年の記念品をお配りしております。その中で新たな出会いやふれあいができたという喜びの声を聞き、うれしく思いました。コロナ禍の中でのDVD視聴のお手どりをしてくださいましてほんとうにありがとうございました。

今月の会長先生のご法話は「慈しみの眼をもって」です。法華経の観世音菩薩普門品を通して、会長先生は、先月号では「私たちにも観音さまと同じ心がある」と励ましてくださっております。さらに今月号では、「だれのなかにも、観音様と同じ深い慈悲心が流れているという自他一体の見方をしていくこと」(慈眼をもって衆生を視る)を応援してくださっていると感じます。

また、立松和平さんの登山の体験を通して、「遠くの光はどんなに光量が豊かでも、何の救いにもならない。そのかわり、どんな心細い光でもすぐ前にあれば、それは大いなる救いである」ということを「足元を照らす灯に」と称して教えてくださいます。いたわりや思いやりという淡い光のなかにこそ、菩薩が立ちあらわれるというのです。

「大聖堂のご本仏さまは『与顔施無畏(よがんせむい)』の印を結ばれています。右の手のひらを開いて『なにも心配することはないのだよ』と前にかざし、左手を『この手にすがりなさい』と私たちに差し伸べてくださっています。病気に限らず心配事を抱えているときに、心から信頼している人に『心配しなくていいんだよ』と言ってもらえると、力がわいてきます」と開祖さまは開祖随感に記されています。目の前の人を思いやり、寄り添い、やさしい眼差しで手を差し伸べ見守っていきたいと思います。

今月は、盂蘭盆会の月です。教会では式典をYouTubeライブ配信(7月11日 10時開始)でします。新仏戒名を読み上げさせていただき、読経供養が始まりましたら各家の戒名を各家庭でお読み上げくださいますようお願いいたします。一体一体のご先祖さまを偲びながらの戒名を読み上げさせていただきましょう。

修行目標として、「自他一体の心で、ご先祖さま・家族・出会う人を大事に、慈しみの眼で接し、有り難く布教精進をさせていただきましょう」  合掌

教会長 西村 季代子