パールライン

今年も1月20日~26日まで神戸教会での寒修行が始まりました。
当たり前の様に行けるものと思っていました。
ところが、2日前より風邪気味になり「どうして今頃?」という思いと
「大丈夫!」「絶対大丈夫!」と思う反面
段々と酷くなる症状に心配した主人が「今年はやめたらどうや」と・・・

けれど、私の中にはひとつの大きな願いがありました。
娘が昨年後半より色々な問題が重なり、心が病んで笑顔が消え
薬に頼り一日一日を過ごすという状態が続き、親としてどれほど
心配をしたか・・・前支部長さんに辛い心の内を全部吸い取ってもらい
又、娘の心に寄り添いながら一生懸命日々を送っていました。

おかげ様で今は元気になり、私の願いであった娘の笑顔を
取り戻せるくらい回復しています。
その中であれほどお酒がやめられなかった娘婿が一生懸命
娘の看病をしてくれて、息子も母親の為にクラブも犠牲にして
家族が一つになってこの病気を受け止め、気が付いたらお酒も三分の一ほどに減り
家族の会話も増えている様子を聞くたびに
娘に「病気は辛いし苦しかったけれど、家族の絆が強くなった事が
なによりも嬉しい」と私の心を伝えました。
今は頂いた功徳を嚙みしめあいながら、この子達を見守っていこうと思っています。

寒修行中、体は正直で三日目からは声は出なくなる
咳はひどくなる、とても教会で読誦出来る状態ではなくなり
後はお通しだけにして、家で生姜茶を飲みながら目読で
一巻上げさせてもらいました。初めての事でした。
今回の事で人生は何があるか分からない、何も当たり前の事はない
だからこそ今日一日をどう過ごすか?
私は「らしく」という言葉が大好きです。
例えば「妻らしく、母らしく、○○さんらしく」と
そして相手の心に寄り添っていける自分、常にそうありたいと願っています。
元旦まいりでもらったしおりに「毎日に感謝」とありました。
朝、目が覚めて生かされて生きてる命に感謝
目が見える、手が動く、歩ける、喋れる、聞こえる、食事が出来る等々
昔は当たり前と思っていました。今は当たり前は何一つない
一つでも欠けたら初めてそのありがたさが分かる、と教えてもらっています。
今回も声が出なくなって身近にいる主人とも会話が出来ない事を通して
知り合いの人が喉のガンで手術をして、声が出ないその辛さを身をもってわかりました。

その中で目読でも一巻上げられたのは熱が出なかった事です。
仏さまにもらった、大きなプレゼントでした。
今回の事で自分が何事も信念を持っていけば
必ず仏さまに守ってもらえる事を確信しました。
一週間、私の心配をしながら朝早くから車で送り迎えして下さった
主人に感謝して温かい心で寄り添ってくださった支部長さん初め
支部の皆さんに心から感謝させて頂きました。
この心を持って一日一日を大切に支部長さんを中心に皆さん方と心一つに
相手の心の幸せを願い寄り添っていける自分にならせてもらいたいと強く思いました。
ありがとうございました。

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