桜も終わり、新緑一色に変わった初夏を思わせる
5月17日に私達七松シスターズは
老人ホーム慰問に行かせてもらいました。
七松シスターズは8年前、何か人さまに喜んでもらいたいと
手話のハワイアンと銭太鼓を練習してきた
主任と組長で結成したボランティアグループです。
老人ホーム慰問を何度かさせてもらってきましたがここ数年、お休みしていました。
ハワイアンの踊りと銭太鼓の二本立てで、どこに行っても体中で喜んでもらえる姿を
見て私達も感激しその笑顔を何回もフィルムに収めてきました。
今回は尼崎市内のデイサービスの施設で
最高98歳から50代ぐらいの沢山の方々が
待っていて下さいました。銭太鼓で六甲おろしが
始まると、不自由な手を振り一生懸命頭を振って
音頭を取っている姿を見て胸が熱くなってきます。
この方々はどんな人生を歩いて来られたのだろうか？
今こうして、それぞれの自分のお役を終えられ、皆と一緒に楽しまれている
そのうしろに母の姿を私はいつも感じます。
母も90歳で亡くなるまで3年余り施設でお世話になっていました。
「とても楽しい」と言うのが口癖でした。
母がお世話になったご恩返しに、今少しでも目の前に居られる
方々に喜んでもらいたい･･･今は楽しんでもらえる私達だけど
いつかは、皆さんと同じ立場になる･･･と。
帰りに一人一人の方々と握手していく内に目に一杯、涙をためて
「ありがとう、ありがとう。楽しかった、又来てね」と
感謝される皆さんに、私達の方が胸一杯になり
「必ず又、来ますね･･･ありがとう」と両手をお互いに
力一杯握り返して、とても温かい心を皆さんに一杯頂いた一日でした。
ありがとうございました。 （Ｉ教務員）
今回初めて参加した私は、何度も練習しました。
手話の手の動きを覚えるのに一生懸命で
足の動きを間違ってしまいます。
仲間の皆は笑顔で楽しく踊れば大丈夫、と
励ましてくれて当日は非常に緊張しましたが
笑顔を忘れず踊ることが出来ました。
終わって一人一人のお年寄りと握手しましたが
中には涙を流して「ありがとうございます」と
言われる姿に思わず合掌し、私の方が感動しました。
このボランティアを是非、続けていきたいと思っています。
（Ｏ主任）