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《朝の集い》
☆入院している方の家で、ご供養を家族の方にしていただく手配を頂きました。お父さんの思いを引き継いでお母さんがしてきたことです。そのお母さんが入院されたのでその思いを娘さんが継いでされました。緊張の中、有難いご供養でした。私は親の思いになれていないな~と気がつき、親に電話をしましたが、反応が悪く、思いは伝わっていないと感じ、まだまだだと思いました。

☆こう在るべきと厳しく育てて頂いてきた私でしたが、支部法座で教会長さんより、中道の捉え方を教えていただき、よくわからせていただきました。

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《教会長さんより》
親の想いが分からない人だと、相手の姿を人事ごとのように思うことはよくあります。しかし、そのことから自分のこととして振り返り、考える事ができたことが大切です。親に電話をしてみて、親の反応が悪い時は、まだまだ親の思いになっていないのだな~と自分の事がわかるし、反省も出来て、お詫びができますね。

話しを聞いて、「そうだ!分かった」と思っただけで、出来てるように勘違いしますが、実践しないと分かりません。

因があって、色々な条件(縁)に出会って、結果があります。縁はひとつだけならわかりますが、いろいろな複数の縁によって起ることが多いので、何故起きた現象なのかを判断するのは難しいです。

しかし、自分である(因)のことはわかります。

今日までの私(因)は、良いこと(プラス)もしてきましたが、悪いこと(マイナス)もしています。今の結果は、全トータルの総決算です。

プラスを増やせば、点数もあがりますが一方でマイナスが増えれば、点数が減ってしまいます。例えば、人に右頬を叩かれたら、左頬を出すというわけでは在りませんが、「倍返しだ!」と叩き返すことを考えず、それを受ければ業(マイナス)が一つ消えるということです。

また、自分として受け止めて、あの人のおかげで気がつけたと感謝になったら、実は倍になって自分に返ってきます。マイナスが消えて有難くなっていく教えです。

自分で目や耳をふさいで、仏を見ようとしない行いをして、地獄に落ちてたとしても、地獄で過ごすということを受けたら、罪が消えて再び仏に会えるということ。これは、妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十にあります。 とメッセージを頂きました。(スタッフより)

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