カナダ1

10月5日~12日に「定年になったら絶対カナダへ行こう!」と主人と約束した夢が、やっと叶いました。日本の国土の約27倍はあるというカナダ。その大きさは行く先々で感じられました。最初の観光地は、アメリカとの国境に位置するナイアガラの滝。世界3大瀑布と言われるこの滝は高さが45㍍、幅675㍍、水量毎分1億5500万㍑と、とてつもない大きさです。テーブルブロック展望台から眺めると、真横を流れて行く水がやがて流れ落ちて真っ白な水煙を上げる様は、ビックリするほどの迫力でした。船上から滝つぼの近くまで行くアトラクションでは、すさまじい水の勢いで目も開けていられない程でした。

初日からの大感動で、次の目的地への期待が否応なしに高まりました。カナダ3モントリオールでは、1829年に建てられたノートルダム大聖堂を見学。内部に施されている彫刻技術や、ステンドグラスの美しさにウットリ、しばし厳かな気分に浸りました。
カナダ4ローレンシャン高原では素晴らしい紅葉(黄葉)に酔いしれ、メープル街道へと進みます。秋彩そのものに色づいた木々には言葉も無く、ただ、きれい!きれい!の連発です。特にメープル(楓)の真っ赤な色が印象に残りました。訪れたメープル農家ではシロップ作りを見学。採れた樹液の1/40しかシロップに出来ないらしく、それを煮詰めてメープルシロップからシュガーまで5段階に分けられるそうです。

郷土料理を頂き、車窓から色づいた街道を右に左に眺めカナダ6カナダ5ながらケベック・シティへ。城壁に囲まれた旧市街地は、世界遺産にも指定されているとても綺麗な街でした。この日宿泊したホテルは「ブルー・シャトー」でもモデルとなった有名なホテルと聞きました。そして、カナダで一番「治安の良い街」ということでした。

美しい街を後にいよいよ最後の観光地、世界遺産のカナディアン・ロッキーへ。カナダ7氷河を抱いた美しい山並みと湖、針葉樹林に覆われた深い森、雄大なスケールの大パノラマは、大自然を堪能させてくれました。中でもレイク・ルイーズは「ロッキーの宝石」と呼ばれ、波の立たない湖面には氷河の山々が映り、その姿はとっても美しく、神秘的でした。
コロンビア大氷原では、スノーコーチと呼ばれる巨大な雪上車に乗って氷河の上へ行って降り立ち、雄大な大自然を目の当たりにしながら、冷気が身に沁みるのを感じました。

8日間に渡るカナダへの旅は毎日が感動で、深く心に残る思い出になりました。大いなる自然の恵みによって生かされている事への感謝、そして、何より主人に感謝一杯の旅でした。

≪K・A≫

 

カナダ2