あなたも「100万人のゴミ拾い」という草の根活動の話をお聞きになった事があるかと思います。一人の青年が新宿駅東口の掃除を始めたのがきっかけで一人、二人と仲間が増え、一昨年5月3日には国内350箇所、さらに世界の30か国合わせて総勢10万3036人が参加する活動にまで発展したそうです。ゆくゆくは5月3日(憲法記念日)が「ゴミを拾う日」という新しい価値観を広め、地球環境や社会に貢献する国民的活動になっていくことを目的としているんだとか。

そこでこの活動に賛同したく、支部行事「新緑のつどい」と題して5月3日に舞子墓園内のゴミ拾いを企画しました。ところが、3日の天気はあまり期待できない予報でした。そこで急きょ4日に順延することになりましたが大型連休中の事でもあり、最初に決まっていた3日では30人あった参加者が4日には激減し、10時の集合時間に「平和観音」前に集まったのは子供さん2人を含めて19人でした。これはもう仕方のないことです。19人も集まってくれたことに感謝し、みんなで手分けして森林浴を兼ねた墓園内のゴミ拾いに出発しました。

墓園にはいたる所にゴミ置き場が設けられています。そしてカラス除けの網も掛けられているのですが、何故かゴミ置き場の周りにゴミが散乱していたり、駐車場の近くには空き缶、ペットボトル、弁当の空容器や煙草の吸殻が当たり前のように捨てられています。それらを拾い集め、集合場所の見晴らし台へ11時30分頃には全員集合しました。見ていると、みなさん一様に良い顔をしています。これはもう「ゴミを拾った」という身施から滲み出るものに違いありません。
垂水 ゴミ拾い新緑に包まれ、野鳥の声を聞きながらお弁当を広げて歓談、と優雅に構想していたのにこの日も風が強く、晴れたり曇ったりの不安定な天気でした。汗ばんだ身体に薄着だった私は、風邪を引いてしまうというお粗末。でも、久しぶりの野外での行事、みんなで楽しく過ごしました。   Y ・ S