1月17日に阪神淡路大震災二十六年忌法要式典にて献花のお役をさせて頂き、亡くなった方々の成仏をお祈りさせて頂きました。

あの日の朝、すごい揺れを感じて目が覚めました。「わあ!地震や!タンスが倒れる!」と思い、隣で寝ていた三男に被さろうとしましたが、足元の和タンスと頭の上の整理タンスの下敷きになってしまいました。前夜に三男は私の部屋で寝させて欲しいと来て、大きくなって初めて隣で寝ました。三男がいなかったら私は立ち上がっていてタンスと衝突していたと思います。

三男はどうにかタンスの下敷きを免れ、階下の義母の無事を確認したあと隣の人を呼んで来て私を助け出してくれました。かすり傷ひとつなく助かった私はすぐに近所の人に声をかけて回りました。その後身内は皆無事ということがわかり有難かったです。

また、その日は主人の十七回忌でした。さまざまな幸運や偶然が重なったことに主人が私たちを守ってくれているのだと感じました。当時の事が走馬灯のように浮かんできて、今生きている事が本当に有難く感じています。

佼成会では、「拝めば良くなる、拝めば助かるというのではなくて、自分の受け止め方を変えていく。自分にとって不都合なことは自分を高めるための仏さまからのプレゼント」と教えて頂きます。そのように受け止められる私になれるよう精進させて頂きます。合掌 (M・Y女性)