2月3日、神戸教会では節分会が行われました。神戸市や西宮市の室長さんや、生田神社の宮司さんたちが来賓として、出席して下さいました。生田神社の加藤宮司さんは古事にならって、節分会の由来や意義を話して下さいました。その一部をご紹介します。

 「今日は節分、明日は立春を迎えます。四季の分かれ目が年に4回ありますが、冬から春になるこの時期の節目を一番大事にされてきました。永命長寿を表す、ひばし、ふんどし等、長い物が厄年の人の厄を払うとされ、現在は長い物として、巻寿司を恵方(今年は南南東)に向かって丸かじりするとよいと言われています。厄払いに豆を投げるとされてきたのは、五穀の中で一番大きな豆が大豆で、罪、けがれをとるとされ、鬼のきらいなイワシの頭をヒイラギにさしておくと鬼が逃げていくとされてきました。」

 また教会長さんは「明日から新しい年を迎えます。心の中のわがままや欲、愚痴をどうやってわいてこないようにするのか。悪い事をやめて、善い事をしましょう。鬼は外にだけでなく、内にもわいてくる三毒を清めて滅していきましょう。今年は五黄の年、その星にふさわしい自分らしさ、自分のいいところが発揮できたらいいですね。」と挨拶を頂き、福を呼び込む豆まきが行われました。六甲支部からは、I壮年部長さんが豆まきに、N女子部長さんとN女子部員さんが補佐として袴すがたで参加されました。

  N壮年部長
 節分会に年男(還暦)として福豆をまかせて頂きました。新春を迎え、また心新たにスタートしたいと思いました。教会長さんと一緒にまかせて頂く大役に非常に緊張しましたが、まく時に、たくさんの人が集まって下さり、皆さん笑顔で豆を拾う姿にこちらまで嬉しく温かくなりました。

 N女子部長
 主任さんから福娘の声をかけて頂いた時は、仕事のシフトが決まっておらず、返事がすぐにできなかったのですが、みごとに2月3日が休みになっていて、喜んでお役を受けさせて頂きました。先月の2日に母が亡くなり、毎日気持ちが揺らぎ、心が不安定な日もあります。生前母が私に「厄年をこわがることはないよ。厄を払おうとせず、『役』を受けていけたら大丈夫だから。」と言ってくれた事を思い出しました。母が入院している間もお役をさせて頂いたおかげさまで、私は体調を崩さず母を看取ることができたんだなぁと思いました。私がお役をさせて頂いた分、母が私の厄をすべて持って行ってくれたのかなぁと思いました。亡き母はきっとこれからもずっと私を見守ってくれると感じています。

I婦人部員
 私は今年厄年という事で、福娘のお役を頂きました。久しぶりに袴を着せて頂き、とても心が引き締まった様に思います。また教会長さんからは「佛心」と書かれたお襷を頂きました。ありがとうございます。
 お役にあたり「厄年ですが、教会でこの一年、たくさん功徳を積ませて頂きましょう。そうすれば大丈夫ですよ。」と教会長さんより心構えを頂き、安心しました。
 私には5才の息子、4才の娘、3ヶ月の息子がいます。振り返れば、次男が生まれ、お兄ちゃんの入学準備、お姉ちゃんの入園準備など、とても忙しく過ごしているこの頃、ちょっと笑顔が足りていない事に反省。とても優しい主人に甘え、少し尽くす事が足りていない自分に反省しました。『仏様のように』『仏心で』『仏様なら』の心で、この一年、日々大切に過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。   合掌

 豆まきのあとには、ニッコリぜんざいもおいしくいただきました。文書布教主任さん達が1,200食も用意して下さいました。今年もおいしい大納豆でした。

 N文書布教主任
ひとつの行事をするには、たくさんの方々の力と思いが集結して完成していくのだと、お役のおかげでわからせて頂きました。ニッコリぜんざいおいしい笑顔がいっぱいでした。ありがたいお役でした。    合掌