6月教会長さん【6月の教会長メッセージ】
爽やかな季節に青年の日を迎えた先月は、神戸まつりがありました。青年、壮年、応援一般と総勢534名が元気に参加し、多くの青年が輝き、日ごろの積み重ねを笑顔で発揮させて頂きました。毎年の警備ボランティアにも壮年の底力を見せて頂き、壮年部大会へ繋ぐステップになりました。


佼成6月号の最初のページに蛍の写真がありました。神戸にも沢山のゲンジボタルがいる場所がきっとあるはずです。素敵な光景で、暗闇の中にある命の光を感じられ感動いたします。

今月の会長法話は【「南無」ということ】南無とは「真実」に帰ること、真実にめざめることとご指導くださっています。会長先生は、『他と比べて優劣を評価する錯覚の世界に生きる私たちですが、本来はみな尊く、比較や分け隔てしない世界が「真実」で、他を尊び思いやるその本然に帰るのが宗教、信仰の本質であります。』とおしゃっておられます。私たちは「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えますが「法華経をとおして真実の世界に目覚め、そのあるがままにおまかせします」と表明している言葉と教えて頂きました。自分の思っているあるがままは「我」であることが多いものです。ここでは真理に沿ったあるがままのことです。

また、「真実の世界に目覚めるとき」とは、お題目を唱えたとき、自身の仏性が呼び覚まされ、仏と呼応して気がつくわけです。確かに私もご供養しているとご先祖さまと呼応していると感じたり、キャベツを切っているときに「はっ」と真理に気づくことがあります。その気付く機縁は研修であったり、式典であったり、お当番修行であったりと地道な務めの積み重ねの中にあると感じます。信仰に対する反発心も求める気持ちがあってこそですから、真実にめざめる契機になりますね。

本会の南無は、「三宝帰依」が基本、その受け止め方は「真実の世界を私が自覚する」「みんなが目覚めることを願う」「仏の教えによって智慧を得て幸せを味わっていただく」そのことを深く心に受け止めて、目の前で起きていることから、信仰をもつ悦びを感じていきましょう。    合掌