【1月の教会長メッセージ】
皆さま、明けましておめでとうございます。さわやかで明るく元気な神戸の地に赴任して、早一ヶ月が経ちました。見事に復興された町並みを拝見し、神戸の方々の並々ならぬご決意とご努力の賜物と、心から敬意を表する次第です。
私は、歴史と伝統のある神戸教会教会長の大役を拝命し、逆ピラミッドの底辺に立ち、会員さんから学び、共に毎日、仏を目指し修行精進し、そして支えさせて頂くという自分自身の教会長としてのモットーを大切に胸に刻みながら、皆さまと共に一歩一歩前に進んで行きたいと思っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
さて、本年は、
来るべく、教団創立100周年に向けての新たなる第一歩の年と位置づけて、神戸教会では、会員の修行目標として「創立百周年に向かい世界を救う菩薩になろう」を掲げました。時代はまさに混沌としており、国内外を問わずに、様々な課題に直面しております。このような時代だからこそ、自分の幸せ、喜びだけでなく、みんなの幸せと喜びを願って生きる在家菩薩運動である本会の役割、使命は益々重要であると考えますし、ご本仏さま、開祖さまも、私たちの菩薩行精進をお喜び、後押しして下さっていると信じて疑いません。
今月『佼成』のご法話で、会長先生より「心の開放」と題してご指導を頂きました。欲には自己中心的な本能に基づくものと、自他一体感の喜びという本能に基づくものがあること、自己中心的な欲が、思い通りにならない「苦」の原因になること、そしてどうしたら、苦の原因となる煩悩的な欲をコントロールできるかをご指導下さいました。会長先生は生かされて生きることへの感謝の心を持ち、「まず人さま」と人が喜ぶことをする生き方の中にこそ、その道があると教えて下さっています。新年にあたり、会長先生のご指導を深く胸に刻み、毎日、笑顔を忘れずに精進させて頂きましょう。 合 掌