日々ありがとうございます。
風薫る5月に入りました。心も体も軽やかに過ごしてまいりたいと思います。関西では大阪万博が先月開幕し、連日のニュース等で紹介されております。
神戸教会では、11日に教会発足75周年記念式典をさせていただき、13日には「いのち」をテーマに青少年育成を願って、「なわしろフェスKOBE」(西ブロック担当)を教会で開催し、約600人近くの方が参加くださいました。たくさんの催しが計画され、家族で楽しく参加されている光景を目にし、とってもあたたかい気持ちになりました。今月11日には「なわしろフェスKOBE」(東ブロック担当)が開催されます。どうぞお誘い合わせの上お越しください。
今月の会長先生のご法話は「父母あればこそ」です。「父母の縁によって生まれた私たちは、単に親を大事にして孝を尽くすとか、感謝の贈り物をすることだけにとどまらない見方、つまり仏の教えにも通じる『大いなるいのち』の流れの中で受けとめることが大切」とご指導くださっております。「母の日」「父の日」の起源を通して、父母への感謝をかみしめる日は、会長先生よりいつもご指導いただいております「父は子の尊敬の的でありたい。母は子の慈愛の座でありたい」という言葉をしっかりと自覚して実践してまいりたいと存じます。
私たちの体は宇宙で爆発した星のかけらでできている「自然の分身」であり、人間は「宇宙が百三十八億年かけてつくった産物」で、これはまさに私たちが天地自然から誕生している証だと教えていただきます。何と私たちのいのちの根源は宇宙なのですね。宇宙という壮大な親から生まれ出てきたことに誇りと感謝です。目の前の小さなことにこだわっている自分が恥ずかしくなってきます。
先月の「なわしろフェスKOBE」に息子家族と娘家族と一緒に来られていたAさんは、両家の子どもさんやお孫さんたちが仲よく楽しく触れ合っている姿を見て、「あまり仲のよくない兄妹で心配していたけど、今日の姿を見てとても嬉しかった。声をかけてよかった。」と笑顔でお伝えくださいました。親孝行の息子さん娘さんですね。
今月は、「なわしろフェスKOBE」(東ブロック担当)、神戸まつり(18日)ボランティアもあります。爽やかな風にのって、一人ひとりが「苗代」となり、「斉家」「継承」「育成」をめざして皆様とともに慈悲と思いやりの心で布教精進させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教 会 長 西 村 季 代 子