明けましておめでとうございます。

令和5年の幕あけです。今年が皆さまにとって幸多き年になりますよう祈念いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。今年から、教会参拝(午前中)を再開いたします。支部ごとの健幸行もさせていただきます。教会に参拝できなくても即是道場健幸行も引き続きさせていただきますので、ご精進をお願いいたします。感染対策もしっかりとりながら精進して参りましょう。

今月の会長先生のご法話は「健康は最高の利得」です。年のはじめに「このように生きよう」と計を定めて、心の土台を築く習わしを大切にし、1年の計をお互いさま決めさせていただきましょう。会長先生は、「悲しみや憂いに打ち沈むことの多かったここ数年を思い、今年はとくに、みんなが『元気』な一年をすごせるよう、工夫をさせていただこうと念じています」とお伝えくださっています。元気の「気」とは「生のエネルギー」のことで、万物生成の根源をなすもの、つまり、人間を含む万物一切のおおもとは、いきいきとした「気」のはたらきにあふれているという見方ができ、私たちは本質的に「元気」な存在だと教えていただきます。健康で元気に生きることが大切です。

釈尊は、「健康は最高の利得」と説かれ、「本来、健やかで安らかな身心を与えられている私たちですが、それを十全に生かすには、足ることを知って、まわりの人と仲よくしし、欲や怒りや自己中心の心に振り回されないことが大切だ」ともお諭しくださっています。また六波羅蜜の菩薩行が人さまにも元気を与える「健康行」とご指導くださいます。どこまでも利他行の実践あるのみです。

昨年、何度も腫瘍の切除手術を受けられたAさんが、教会にお参りされ、「みんなきれいにとってもらった、あと5年生きられるって先生に言ってもらった」ととても明るく元気にお伝えくださいました。退院されるとじっとしてないですぐお手どりに出かけるAさんです。「気」があふれています。こちらが元気をいただきました。

今月は、会長先生より御親教をいただき、布教伝道と菩薩行の実践をお誓いします。17日は阪神淡路大震災慰霊供養式典があります。また20日より本部配信に合わせて寒修行もさせていただきます。一年の計を一人一人がしっかりと心に決めて元気に実践していきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。

合 掌

教会長 西村 季代子