昨年より新型コロナウイルスが世界的に流行して日常生活が一転しました。自粛生活が始まり不自由な日常生活になったように感じましたが、仏さまの見方をしていこうと思いました。時間がたっぷりあるので三部経読誦を一週間で一巻していた時、主任さんより「コロナ収束祈願供養をしてください」と教会長さんからのご指導を聞かせて頂きました。早速、五日間で三部経一巻の読誦修行を昨年の12月までさせて頂きました。また、お会いできない会員さんや家族へは、ハガキを書いたり電話をかけたりして近況をお聞きして、心配行をさせて頂きました。そして、家の掃除や自分の身辺整理をしながら自分の心を内省し、日々の現象を通して教えの学び直しをしています。

以前、近所のMさんと一緒に山の中にある神社の掃除を始めました。週に二回くらい行って神さまのお住まいの境内を一生懸命に真心で掃除させて頂いていると、Mさんが「Kさんの掃除には真心がこもっている」と言ってくださいました。また、「もっと早くにKさんと知り合って、仏さまの教えに出会って学んでいたら私の人生も変わっていただろうな」と言われびっくりしました。私は「Mさんが辛い時にはじっくり話を聞かせて頂くからね。今からでも遅くないよ、気付いた時が出発よ。私も一緒よ、毎日が出発だわ。」と言い、仏さまとのご縁を結んで頂きました。するとMさんはほっとした顔をされました。(つづく)

(K 女性70代)