北神支部ー水子供養①北神支部ー水子供養②暖かいお母さんの胸に抱かれることもなく、暗闇をさまよった小さな命に対して、誰も振り向かず過ぎ去った事として片付けられたとしたら、どんな思いになるでしょうか。また、頂いた命を親として深く関われなかった心の傷はどんな気持ちなのでしょうか。
教務員さんのナレーションがあり、奉献の儀が始まりますと若いお母さんも参拝者の方々も共に涙を流しました。そして、お戒名の読み上げが始まりました。
その後、組長の集いで、「何か水子とお母さんの間に心の交流が出来るものをと・・」担当者が考えて、首飾り作りをさせて頂きました。50名の参加者は、細かい作業に四苦八苦しながらも、会う事のなかった水子ちゃんと向き合うつもりで根気よく首飾りを作りました。白い珠はけがれのない愛しい水子の魂、長く向き合ってこなかったことへのサンゲの気持ちも含めて出来上がった時、ほっとした笑顔で自分の首に飾っておられました。
この度の水子供養は、人間として心から水子に回向させて頂けて気持ちが少し軽くなったようでした。  合掌  山本