葉ライン 尼崎南 日本人公墓

この度の慰霊訪中に参加させて
頂き、有難うございました。
初日は方正地区の日本人公墓と
中国人養父母公墓の
慰霊供養をさせて頂きました。

ハルピンから方正地区へ行く高速道路を走っていると
突然、猛烈な雷雨に見舞われどうなるかと心配しましたが
公墓園に着いてしばらく待っていると、雨は上がり墓の掃除をして
お供養の準備を終えた頃にはうす日が差して、無事慰霊供養をさせて頂きました。
青年のハーモニカに合わせて皆で故郷を合唱した時には胸が熱くなりました。
養父母公墓の供養や、平和記念碑のお参りが終わる頃には
青空が見えるという有難いお手配を頂き、皆さんのみ魂が喜んで下さったのかな?
と思い、心が軽くなりました。

尼崎南 731部隊 
二日目はハルピンへ戻り
七三一部隊罪証陳列館敷地で
慰霊供養をさせて頂きました。
供養が終わって直ぐに
謝罪中日友好碑の除幕式に
立会させて頂くという有難い
お手配を頂きました。

他の団体も日中友好為に努力されている事を知り、心強く思いました。

尼崎南 南京大虐殺
三日目は南京大虐殺遭難同胞記念館の
見学をさせて頂きました。
1937年11月から1938年1月までの
僅か一ヶ月余りの間に
三十万余命の尊い命が虐殺に
遭った事を知りました。

川渕に人を集めて銃で乱射するとか、強姦して虐殺したり
又は百人切りと言って、ゲームの様に人切りを競い合った事が
当時の日本の新聞に誇らしげに記載されているのを見て愕然としました。
又、白骨化した遺体も掘出したままに展示されていました。
ここまでの説明を聞いたり見たりして、心と体が非常に重たく感じました。
戦争は人の心を失わせてしまう、過去に日本人がこれ程の残虐非道を
していたと知り、懺悔の思いで一杯です。

私にも同じ心があると思うと、自分自身が恐ろしくなりました。
一人でも多くの人に現場を見聞き、体験して感じて頂きたいと思います。
今でも世界中で戦争や争いが絶えません。自然災害は防げませんが、戦争は人災です。
皆の心ひとつで、今すぐにでも止める事が出来ます。
私も時々、些細な事で怒ったり不用意な言葉で人を傷付ける事があります。
心に柔軟で頑丈な平和の砦を築く事が大事だと思います。
その為に布施行と礼拝行を実践します。
そして今頂いている命に感謝して、日々精一杯生きていく事を誓願します。

壮年部 田畑 亨司郎

葉ライン