日々ありがとうございます。
師走の12月に入りました。ついこのあいだまで暑かったのが急に寒くなり山間部では雪が降るなど気候に体を合わせていくのが大変です。クマ出没注意喚起も丹波や北神、北区の方ではあったそうです。くれぐれもお気をつけていただきますようお願いいたします。先月は、開祖さま生誕会を皆さまとともにお祝いし、感謝と誓願をお誓いしました。教会参拝に多くの方にお越しいただき誠にありがとうございました。
今月の会長先生のご法話は「みんなで奏でるハーモニー➁ 求められる自覚と役割」です。先月の「①分断と調和」に続き、「人を愛(いと)おしむ真に人間らしい生き方<人道>を忘れず、自らを灯とし、法を灯として、奪いあうのではなく分かちあう幸せのハーモニーを奏でる」ことをご指導くださっております。
私たちの体の細胞は、ごく自然にそれぞれが他と助けあい、調和をたもっていることを考えると、人間本来の調和する力を発揮すれば「世界平和も不可能ではない」とご教示くださいます。一人ひとりが、日々感謝で、仲よく、なごやかにふれあっていくと、平和でだれもが安心して生きる国になり、他国からも信頼され睦まじい関係を築くことができます。そして、「斉家(家庭を斉えること)」を大事にすることが、家庭という細胞が健全であり、世界の平和につながることをしっかりと自覚することが大切だと教えていただきます。
信仰をもつ私たちは、毎日家庭や地域、学校や職場でどのような役割を果たしていけばよいでしょうか。まず自分の持ち味や役割を知り、精いっぱい周囲の人と調和し、自分以外の人の声や心によく耳を澄ますことが大切だとご指導くださいます。自分の考えをおし通すのではなく、どこまでも相手の話を聞き切ることが大事です。そして、「ありがとう、おかげさま、お互いさま、ごめんなさい」を素直に伝えることが「混乱する社会(家庭)を救う言葉」だとお伝えくださいます。神戸教会ではいつも実践している行ですね。
Nさんは、ご主人とともに修行され、東に困っている人がいれば飛んで行って話を聞き、西に泣いている人がいれば優しく慰め・・・宮澤賢治の「雨にも負けず」の詩のようにお役をされています。信仰者の自覚と役割を果たしておられるNさんです。感謝申し上げます。
今月は、成道会の月です。お釈迦さまが悟りを開かれた日です。仏教徒として感謝のまことを捧げ、自灯明・法灯明の平和行を実践し、「斉家」「継承」「育成」をめざして慈悲と思いやりの心で布教精進させていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎えください。
合 掌
教 会 長 西 村 季 代 子
