丹波支部包括地域にある丹波市柏原(かいばら)町は、織田信長の弟信包(のぶかね)や子孫が治めた、織田家ゆかりの町です。柏原町には、『木の根橋』と呼ばれる、県の天然記念物があります。町を流れる奥村川をまたいで、ケヤキの根っこが川の対岸まで伸びていることから、町のシンボルとなり、市民の皆さんや観光に訪れる人々から親しまれ、自慢の場所になっています。

なんと!樹齢1000年、高さ21m、幹周り8mのケヤキの木の根が、6m幅の川をまたいで”自然の橋”を作っているのです!いにしえの昔から、雨の日も、風の日も、雪の降る寒い日も…全ての自然の恵みを受け入れ、多くの人々に見守られ支えられて、今日までいきいきとしているその姿は、命の大切さを教えてくれているように思います。

私達はいつも、『先祖供養:親孝行:菩薩行』の大切さを教えてもらっています。今、寒中読誦修行を終え、「今頂いている命に感謝し、あの大ケヤキのように命を輝かせる一年となりますように」と願いを持ち、日々過ごさせていただきます。合掌 60代Aさん