この学習会では「知覧特攻平和会館」(鹿児島県南九州市知覧町郡)を訪れました。この会館は第二次世界大戦末期の特攻作戦(爆弾を積んだ飛行機もろとも敵艦に体当たりする作戦)で戦死した隊員の遺品、関係資料を展示しています。戦争の悲劇を二度と繰り返すことのないよう恒久の平和を祈念し、ご遺族のご厚意のもと地元の方々が設立された施設です。

■学習会に参加したT君(20代半ば)に感想を聞いてみました。T君は自分の本当にやりたい仕事に就くため前の職場を辞め、現在はバイトをしながら夢に向かって頑張っています。

<T君の感想>
父親のすすめで参加しました。
自分と同年代あるいはもっと若い青年が、特攻隊員として国の為に命を捧げて戦った覚悟はすごいと思いました。
夜、皆で学びの確認をしているとき、中心になってくれている大人の男性から、「男はどんなときでも覚悟と責任を持ちなさい」と言われ、その一言が心に響きました。言葉通り、自分の将来に「覚悟と責任をもって生きていけば良いのだ」と納得できました。知覧へ行かせてもらって本当に良かった。

■知覧から帰ってきてのT君をどう思っているか。

<T君のお母さんの感想>
「生まれ変わるから」と息子は言って、変わろうとしているのを感じます。「言葉ばかりでどうせ変わらないんでしょう。」と今までの私だったらイライラして不満を募らせる所ですが、私自身も主任というお役をする中で、いろんな方と関わり、目の前のことをありのままに受け止める訓練をしているので、息子のことも認めて行こうと思えるようになりました。息子の言葉を信じて見守っています。

■知覧から帰ってきて実践していることをT君に聞いてみました。

<T君の現在>
将来のために、仕事もそれ以外も、これまで以上に精一杯大事に頑張って取り組むよう心掛けています。

■ブログ担当の感想

この学習会に参加したことがきっかけとなり、決意を新たにしたT君と、そんな彼を見守り信じているお母さんの関係が素晴らしいと思いました。(ブログ担当K.C