ひめゆり学徒隊に動員された女学生は、丁度私たちと同じ年頃でした。それまでは、平凡に、楽しく過していた彼女たちが、ある日から、知らない人のウジ虫を手でとり、切断された腕や脚を運ぶのです。今の私たちから、かけはなれすぎて想像することもできませんでした。恐ろしいあまり足を踏み入れたくないと思ってしまいました。その光景や匂い、肌に感じる隙間風は、私の心に強く焼き付きました。実際に行くということに、大きな意味を感じました。また、学校とは違って少人数であることと、皆が同じ目的を持ち、最後まで心がぶれずに過せたことがよかったと思います。

合掌 石井佑花

初め遊び半分で参加しました。2日目に糸数アブチラガマ(壕)に入りました。全長270mもあり、自然にできた洞窟です。
この中に、多くの負傷兵や住民が入って生活していました。
生き残った日比野さんがどういう思いであの中に入ってたか、
たぶん、精神的にも大変やったし僕やったら無理やと思いました。
壕を出た所で木証のお役をして良い体験をさせてもらいました。
来年はアルバイトをして自分のお金で参加します。

合掌 高畑彰徳

湊川:ハイビスカス

3月26日から28日まで高校生達と沖縄の慰霊に行ってきました。
沖縄は日本で唯一、地上戦があった所です。
住民を巻き込み、20数万人の尊い生命が奪われました。
戦争の非常で残酷さを肌で感じてきました。
平和祈念資料館に
  ”戦争をおこすのはたしかに人間です。
   しかしそれ以上に
   戦争を許さない努力のできるのも
   私たち人間ではないでしょうか”(全文の一部)と書かれていました。
多くの方の犠牲の上に私達の平和な生活があること、
又、今、生かされていることに感謝を持ち、二度と戦争を起こしてはいけないと強く心に刻みました。
そして三日足らずの間に高校生達が心を開いていき、
純粋で素直な姿勢に感動し、多感な年代に体感していく必要性を痛感しました。
今だ世界の各地で紛争が起きています。
世界が平和になれます様にARMS DOWN(核廃絶・軍縮)の署名活動に取り組んでいきます。

合掌 支部長 川島