日々ありがとうございます。
令和8年は、「丙(ひのえ)・午(うま)・一白(いっぱく)水星(すいせい)」の年です。季節でいえば真冬にあたる厳しい時期です。日照時間が短くなり、太陽光のエネルギー量は「最低」となります。この「最低」という象意から派生し、物事の「根底・大本」という意味を持ちます。一方で、「陰(いん)極(きわ)まって陽(よう)生(しょう)ず」というように、来るべき夜明けとイキイキとした春の息吹をはらんでいるときともいえます。一白水星には、あらゆる動物、植物が生きていくために必要な「水」の働きがあります。水は、そうした絶大な役割をもちながらも至って柔軟で謙虚です。器に合わせて形を変え、いつも低いところに流れていきます。色でいえば「白」。「無」や「空」を意味します。つまり、目の前の人やその場の雰囲気に合わせてどんな色にも染まれるという特徴があります。目の前のこと、足元を大切に一日一日を大切に積み重ねていくことで自らの人生の基盤ができてきます。丙午の今年、開祖さまご生誕120年・大還暦を寿ぎ、明るく元気に駆けていきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
今月の会長先生のご法話は「宮沢賢治に学ぶ➁ 西ニツカレタ母アレバ」です。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」(お経文のような詩)の一文一文が信仰そのもので、自分に何ができるかを考えて他者に寄り添う四菩薩(上行・無辺行・浄行・安立行)のような姿勢を学ぶことをご指導くださっております。
会長先生がとくに圧倒されたというくだりは「東西南北に『行って』」です。人の苦しみや心の痛みに思いを馳せ、とにかくそこへ「行って」自分にできることをしよう・・・それが現実の娑婆世界で菩薩として生きるものの使命だと教えていただきます。相手の仏性を信じて、ただひたすら苦悩の訴えや嘆きに耳を傾け、相手の心が軽くなるまで聞いていくところに苦境の出口にたどりつくともご指導いただきます。しっかりと対話をしていきたいと思います。
Aさんは、気になっているBさんのところにすぐ駆けつけて話をとことん聞いてさしあげていました。何年も何度も駆けつけていました。聞いてもらったBさんは、現在お手どりしているCさんのところに駆けつけています。教えが転伝しています。教えの継承につながっていることに感謝します。
今月は、涅槃会の月です。お釈迦さまが入滅された日です。お釈迦さまをお慕いするとともに、人さまに尽くす行いをさせていただくことを決意する日です。心配な人・気になる人がいればとにかくそこに「行って」よく見聞きしていく菩薩行をしっかりしていきましょう。そして、心田を耕しつつ、「斉家・継承・育成」をめざして「惜しみなくつながる」布教精進をしてまいりましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教 会 長 西 村 季 代 子
