去る9月18日(金)に、伊丹支部では教会長さんをお迎えして、現地での法座が開催されました。

最初に教会長さんに、次のことを教えていただきました。
どうしたら仏さまのようになれるか。(普段なかなか土の下で見えない根っこの話)そのことで、四つのことを学びました。

(一) いのち
  生きるとはどういうことか。
  朝今日も新たな命を頂いたと感謝する。(朝という字は十月十日と書く)
  人ひとりが一組の夫婦から生まれる確率(70兆分の1)
  ちなみに1億円の宝くじが100万回当たる確率という。
  人として生きてこられたのは奇跡だそうです。

(二) いのちの使い方
  自分のことだけに使わない。(今日私は誰にささげられるだろうか)
  家族のようにつかう。また仕事とは人さまに仕える事。
  人は18万年前に生まれたたった一人の母「ミトコンドリアイブ(学名)」から
  生まれて現在は68億人に増えた。

(三) 今(今日)を大切に
  まず人さまにと思うこと。
  今に心を置いて行く=今を大切にする(念入り)
  忙しいとは心が亡いと書く。
  忘れるも心が亡いと書く。
  忙しい人は常に先を考えてしまう(つまり心がそこに亡い)

(四) 礼拝の生き方
  自分がしてもらって嬉しいことを人にしてあげる。
  コップの水の生き方(下に立って拝む)
  人を見下してはいけない。
  *毎日言葉に出すこと。(口に出して言う)
 
  1、今日は良い日だなーー。
  2、私は今日誰に何をささげられるか。
  3、私は沢山の幸せと宝物の中に囲まれて生きている。
  
この三つを毎日言葉に出して言おう。
またどうしたら笑顔が作られるか、それには「いち」と言葉に出して言うと良い。

以上のことを教えていただきました。
 
あと、教会長さんのお話を通しての「法座」となりました。
その中から一つだけ紹介したいと思います。

Aさん; 久しぶりに参加されたこの会員さんは、16年間舅さんのお世話をされました。ご主人は次男ですけど、兄姉の助けもなく三人の小さい子供さんがいる中で、世話を続けてこられました。今年初め96歳で舅さんは亡くなりました。その後兄姉が出て来て、亡くなった舅さんの財産で揉めに揉めたそうです。しかしその会員さんは、自分達はお金は要らない、三人の子供がそれぞれ成人し、社会人となり優しい子に育ってくれた。それが子供が財産だと思えた。だけど、とても有難いことなんだけれども、兄姉と揉めていることが、辛いと、そのことを求道(ぐどう)されました。

それに対して教会長さんは、このようにいわれました。

舅さんは、この夫婦を認めてくれた。財産以上の宝物をくれた。そしてお世話をやりとげられた。それに一日に何回か観音さんになっている。だから、優しさ、思いやりで出来る貯金(天の貯金)があるので、良い解決がきっと出来る。一番の財産は子供、そしてすでに幸せになっている。幸せに気付くことが大事という答えでした。

そしてその後、この会員さんのお宅の財産問題は、無事解決されたとの事です。

またこの方は、この時の教会長さんのお話に深く感銘を受けられて、解りやすくて、とても新鮮だったと感じると共にこのお話を娘に聞かせてあげたかったと言われたそうです。

この度の現地法座を通して教えていただいた「どうしたら、仏さまのようになれるか」と言うことの中の(四つの教え)を深く胸に刻みながら、これからも精進して行きたいと思います。
                            合    掌

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