伊丹支部-itami-

  • バラ園:世界のバラ約250種1万本が、広さ1.7haの園内で栽培されています。
    ふるさとバラコーナーでは、伊丹で生まれ、世界的に名高い品種の「天津乙女」「マダム・ヴィオレ」が、見られるそうです。
    ちなみに、バラ公園のある荒牧地区周辺は、昔から植木産業が盛んです。
    「武庫川と猪名川に挟まれた伊丹台地は、南向きの緩やかな傾斜が続き日当たりもいいことから、古くから園芸の適地」(『毎日新聞』2017年5月29日付)なのだそうです。台地が生んだバラ園とも言えるでしょう。

  • 毘陽池:昆陽池は行基の指導の下、731年に農業用のため池として作られたと言われています。伊丹は「伊丹台地」という台地上にあり、古くは「猪名野笹原」と呼ばれ、農業用水の不足する地域でした。昆陽池の位置する地域は台地上を走る陥没帯であり、周囲と比べくぼんだ地形となっています。
    行基はこの陥没帯を利用してため池を作り、そのかんがい用水としたとのことです。それによって、この地域で安定した農耕ができるようになり、現在に至るまでこの地域の田畑を潤していると知りました。