はな3

先日、野上教会長さんが地区に来て下さいました。お話の中で「私は道を歩いている時でも周りに人がいなければ『お父さん、お母さん、私を生んで頂いてありがとう。育てて頂いて有難うございます』と口に出して言うのよ」とのことでした。尊いお役をされながらも、常にご両親への感謝を忘れない温かいお心に感動しました。

ゆり3我が家では2年余り前に主人が脳血栓を患って右半身が不自由になったために介護の疲れで私も体調を崩してしまい、日々のご供養も途切れがちでした。主人はご宝前に手を合わせるだけで、ご供養をしたこともありません。そんな主人が元気だったころに色々と暴言を浴びせられた心の傷も残っていて、寂しい想いでいます。この事を教会長さんに聞いて頂きました。すると「ご主人の姿にとらわれてはいけないのよ。あなたが暴言を浴びせられる『 因 』なのだから、あじさい1もっともっと温かい大きな心になることが大切ですね。まだまだあなたを生んで下さったご両親に、感謝が足りないわね」と結んで下さいました。言われる通りです。私は一人っ子だったので大事に育てられましたが、両親が不仲で辛い思い出もたくさんあったのでわだかまりの心が尾を引いていました。
でも、有り難い法縁に導いてくれたのは両親です。「生んで下さってありがとう」と心から感謝し、これからは主人や主人の両親にも感謝できるように温かい心でご供養を続けます。野上教会長さん、ありがとうございました。-合掌-  ≪K・S≫

はな4