支部壮年部員 U.さんよりメッセージです。

 

好久不見(ご無沙汰しております)!

中国に来て4年が経ちました。

先月は運転免許証の更新で1週間ほど帰国し久々に教会にも参拝いたしました。

日本に帰って一番思ったのは、食事が非常に美味しく感じた事で、今まで日本では

こういう美味いものばかりを食べていた事に感謝いたしました。

 

私事で恐縮ですが、昨年末に広東省から江蘇省の無錫に赴任しました。

無錫は上海から新幹線で1時間弱の位置にあり、中国で4番目に大きな湖の太湖と、

杭州から北京に至る大運河に面した商業都市で別名、小上海とも呼ばれていましたが、

むしろ歌謡曲の「無錫旅情」と言えばお分かりになる方が多いのではないでしょうか。

近年は日本など外国企業が数多く進出しており、小生が住んでいるエリアは

しばしば日本にいる錯覚を覚えさせらるほど日本人が多く、無錫に10年以上住んでいる

日本人も少なくないです。

 

 無錫市内です。他の街と同様に近年の経済発展の
影響でこのような古い街並みが減ってきており、
貴重な存在になりつつありますが、非常に趣があり
休日は何度もブラブラしに行っています。

 

 

 太湖はもともと海の一部でしたが、長江などの土砂に

 よって湖となり、三国志の時代は塩湖だったそうです。
その後、雨や長江などの川の水によって長い時代を

 経て淡水湖になりました。
琵琶湖の3倍以上の大きさですので写真のように

 水平線が見えます。写真では見えませんが、

 交通の要衝として今も多くの船が行き交っています。

 

 無錫市内を貫く大運河で、杭州から北京まで

 全長2300キロにおよびます。
歴史は古く三国志の時代には曹操の中国統一

 を阻む一因になるなど軍事的な役割も担いました。
その後、隋の時代に一本にまとめられ、長きに渡って

 中国の南北を結ぶ大動脈として経済を支えました。

 現在も船が行き交っており、現役で活躍しています。

 

小生が思う無錫の第一印象は日本と違和感がなくきれいで住みやすいという事で、

以前に住んでいた広東省と違い地元の人が多く、小生の職場のメンバーの多くも

無錫人で、無錫から離れたくないと口々に言っていたのが印象に残りました。

それだけ住みやすいという事ではないでしょうか。ただ日中戦争の戦場でもあり、

日本人に対する感情はあまり良くないという印象も同時に受けましたので、

戦争の話は他の中国の街と同様に禁句になっています。

 

今後も、中国での新たな発見をご紹介させて頂ければと思っておりますので、

宜しくお願い致します。

謝謝!下次再見(またお会いしましょう)!

 

                          合掌   H..  In 無錫