支部壮年部員 Ｕ.さんよりメッセージです。
大家好（皆さんこんにちは）！
中国に来て早いもので半年になりました。こちらでは仕事でバタバタして一日一日が
本当に短く感じていますが、病気やケガらしいケガもなく元気に頑張っています。
また、10月1日は国慶節と言って日本で言う建国記念日にあたる日で、
その日の前後1週間ほどが休みになりますので、その期間中は日本に帰って
皆さんの顔を見に行かせて頂きます。
今回は9月の中秋節休みを利用して広東省の南にある海南島の三亜という所に
行ってきました。三亜は中国最南端の街で中国では唯一熱帯に属している、冬でも
海水浴ができる常夏の街
必ずあがりますが、かつて都から遠く離れた辺境の地で流刑地でもあった街です。
三亜の玄関口、三亜駅です。ここに来る列車は
海南島のジャングルを切り開いて建設された
線路でやってきます。
三亜は中国のハワイと呼ばれる通りこのような
リゾート的な海水浴場がたくさんあります。
私もせっかくですので海水浴を楽しみました。
波はきつかったですが透き通った海水でした。
海水浴場からほど近くに流刑地時代に掘られた
井戸がありました。望郷の念にかられながら
熱帯の厳しい自然の中を生きていた事が伺えます。
ちょうど中秋節でしたので満月がきれいでした。
夜は月餅を食べながら拝ませて頂きました。
前述の通り海南島はかつて流刑地で、この辺境の地で熱帯の厳しい自然の中で
望郷の念にかられながらここで一生を終えていった流刑者が多かったそうです。
また、北宋の政治家で詩人としても有名な蘇東坡もその一人で、罪を許されて
都に戻る途中でここで健康を崩した事がもとで亡くなりました。
あと、のちに奈良に唐招提寺を建立した中国の僧、鑑真も来日途中の船が難破して
ここに漂着し命からがら脱出した史実もあります。
今でこそトロピカルリゾート的な観光地ですが、その裏に以上のような悲しい過去も
あった事を決して忘れてはいけない、そう感じさせてもらいました。
今後も、中国での新たな発見
宜しくお願い致します。
謝謝！下次再見（またお会いしましょう）！
合掌 Ｈ.Ｕ. In 海南省三亜