7月7日~11日中国黒龍江省方正地区へ第10回目の慰霊訪中があり、神戸教会から23名が参加し、北支部からも3名が参加しました

     

K主任さん
北支部 中国このたび中国黒龍江省方正地区慰霊訪中団に、初めて参加させて頂き誠に有り難うございました。出発当日までには家のことや行く先などの不安がいっぱいありました。

7月7日関空を出発して北京に向かって飛び立ちました。7月8日は朝から方正縣へバスでの移動でした。行く道中は雷雨で道路が川のようになる大雨でした。無事に日本人公墓に着く頃には雨も上がり、みんなでお掃除をさせて頂きました。北支部のO地区会計さんと私は献鶴のお役を頂きました。皆さんの平和を願う折鶴の束をお布団を掛けるように、丸いお墓の上に安らかに眠って下さいと念じながら、そっと置かせて頂きました。

ご供養の最中には経典の上に、まるで涙のように雨のしずくが落ちてきました。その後、青年部のOくんがハーモニカで「ふるさと」を演奏し皆で合唱しました。亡くなられたみなさんがどんなにか辛く悲しみ、遠い日本のふるさとを思いながら亡くなられたことを思うと、歌いながら涙が出ました。

7月9日はハルピンの七三一部隊罪証陳列館で慰霊供養に立った時には、前日の日本人公墓や中国人養父母公墓での空気とは全く違う、張り詰めた空気の中で真心を込めて、ご供養をさせて頂きました。その後、思いがけない出来事がありました。ABCテレビが来て除幕式があるとのことで、私たちも参加させて頂きました。ちょうど七三一部隊の犠牲になった子孫の方が、お説法をされていました。中国の通訳の方が日本語に訳して下さり、聞かせて頂くことが出来ました。犠牲になった方々はどんな思いで亡くなられたのでしょう。同じ人間でありながらここまで残虐行為が出来ることに、恐ろしさを感じました。

碑には「謝罪と不戦、平和の誓い」と書かれていました。開祖さまが願われていた世界平和に向けて、今、命のあることに感謝して、一日一日を大切にして私の心に平和を築いていきます。有り難うございました。合掌

青い花ライン